成績が良い子たちの親御さんの共通点

我が子の成長を望まない親はいませんよね。学力もそのひとつ。我が子には少しでも良い成績をとってほしいと誰もが願っていると思います。

成績が伸びない・・・という子には多くの共通点があります。

その中でも私が気になるのは、彼らの多くが

「大人になりたくない」

と口癖のように言うことです。

大人になることに希望を見出していないのですから、

「大人になったら必要性がわかるから、一生懸命勉強しなさい」

という論法が彼らにはまったく通じないからです。

たしかに、今の子どもたちは本当に恵まれていると思います。

習い事やスポーツはいつでもやりたいことをやらせてもらえるし、

空いた時間は友だちとネット上でつながりながら スマホゲームでに興じる。

でも、子どもたちの多くはそれが「子どもだから許されている『甘え』」だということも心のどこかでわかっています。

だからこそ、「大人になりたくない」という漠然とした思いが、切実な願いとなってしまうのでしょう。

そんな時代にあって・・・そんな時代だからこそ、

学業で良い結果を出してくる子たちには、そうした「大人になることへの忌避感」があまり感じられません。

じつは、「大人になることへの忌避感」が無い子たちには共通点があります。

それは、身近な大人たちが、大人な人生をとても楽しんでいるということなのです。

身近な大人・・・端的に言ってしまえば、親御さんたんちですね。

そうなのです。

成績が良い子たちの共通点は、親御さんがとても生き生きとされていることなのです。

「子どもの成績が上がらない」・・・私がいただくご相談のほとんどはこれです。

そのご相談に対する私の答えはいつもこれです。

「まずは、親御さんが生き生きと日々を過ごしてください。

できれば、常に何か新しいことを『勉強』してください。

子どもたちは、その姿を見て自分が何をしたいか、そして、何をすべきかを判断します。」

個人的に運営しているYouTubeのチャンネルがあります。

そのチャンネルを運営を始めた理由は、始めてみてからなんとなくわかってきました。

たぶん、子どもたちに

「ほら、大人な日々って、こんなに楽しんだよ。青春は終わらない!」

ということを伝えたかったのだろうと思うのです。

先日、元塾生のお父様がサーキットで走行されるというので、応援に行ってきました。

その様子をまとめた動画を観ていた生徒がしみじみと

「かっこいいなぁ」

とつぶやいている様子を見て、ふと書き連ねてみました。

それでは!また!

The following two tabs change content below.

中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
シェアする