太陽が一番高いのは夏至。それでは月は?

6月といえばみなさんどんなイメージですか?

梅雨入りとか、ジューンブライドとか、祝日がない鬼のような月とか・・・

入試で「6月」といえば、よく出題されるのは下旬にやってくる夏至ではないでしょうか。

一年のうち、南中高度がいちばん大きい日を何というか?

一年のうち、いちばん昼間の時間が長い日は何というか?

といった問題はみなさんも一度は目にしたことがあろうかと思います。

では、月の南中高度がいちばん大きくなるのはいつかみなさんご存知ですか?

というか、そもそもそんなこと考えもしなかった・・・という人も多いかもしれないですよね。

月も、太陽と同じく、天球の黄道上を移動しています。

したがって、新月に近ければ太陽と似たようなルートを移動しますが、地球を挟んでちょうど反対側に位置する満月では、冬であれば夏の星座の位置に満月があり、夏であれば冬の星座の位置に満月があることになります。

つまり、満月に限って言えば、南中高度がいちばん大きいのが12月の満月であり、いちばん大きいのが昨日のような6月の満月ということになります。

6月の満月を「ストロベリームーン」と呼ぶということが、ここ数年、この季節になるとネットなどで話題になるようになりました。

南中高度が小さいので、大気による光の拡散で赤っぽく見えるから・・・・

ということではなく、

たんに、イチゴの収穫期を意味するからという説が有力なのだそうです。

そんなことを知っていると、夜空の月を眺めるのがいっそう楽しくなりますよね。

やはり勉強は最高の娯楽ですね。

南中高度の小ささを活かしてこんな写真をスマホで撮ってみました。

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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