定期試験前にワークをやり切るコツ

中学校の定期試験直前です。

学校からこのタイミングでワークの提出課題が出されるわけですが、これをきちんと終わらせられるか、そうでないかで、テストの結果に大きな違いが現れます。

期限内に終わりそうもないと、ひたすら解答を写すだけというもはや「勉強」といえるかどうかも怪しい作業をしている子もいたりします。

一方で、きちんと期限内に終わらせるだけでなく、2周め3週目と取り組んでいける子もいます。

その違いはどこからくるのでしょうか。

ひとつは、ワークにとりかかるタイミングです。 中学校は小学校と違って日々宿題の指示がでるわけではないので、つい試験前までワークを貯めがちになります。 早く終わる子は、そもそも試験範囲表が配布される前から授業でならったところは、解き始めています。そして、試験範囲表が配布された段階では、すでにその範囲は解き終わっていたりするんですよね。

もうひとつは、課題の量を正確に把握できているか否かということです。夏休みの宿題などで、残りわずかな日数になってから慌てて取り組む子がいますが、それと同じことが定期試験勉強でも起こります。これは、課題の量を正確に把握していないため、なんとなく「まぁ、これくらいでやっていれば終わるだろう」という見積もりが甘く、たいてい間に合わないという結果に終わります。

そこで、翔智塾ではそういう子たちに 通称「学譜」 というこんな用紙を配布して、課題の量を可視化させています。

この「学譜」に終わったページ分は塗りつぶしさせていくわけです。

最近、驚いたのは、これを塾で配布される前に自分で作ってしまった子がいたことです。試験への意気込みが感じられます。すばらしいですね。

勉強でいちばん大切なことは、「どうやったら成績が上がるのか?」ということを自分で考えて工夫していくことだと思います。

まずはその大事な一歩をこの子はクリアです。結果に結びつくよう、こちらも全力でサポートしていきます!

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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Posted by 中村 五十一