どうなる茨城の部活朝練禁止
先日、茨城県教育委員会が、公立中・高校の運動部について授業前の朝練習を原則禁止とするガイドラインを策定したというニュースが入ってきました。
また中学は週2日以上、高校は週1日以上の休養日を設けるよう求めていて、先生方の働き過ぎ解消や生徒の疲労軽減のため、具体的な制限を設けるのだそうです。
当のみなさんは、このニュースをご存知でしょうか。
思い返してみると、私が高校生のときは
「え!?高校生にもなってまだ部活なんかやっているの?」
という感じでした。
それから30年が経った今日、良くも悪くも中学校・高校の部活だけでなく10代の子たちのスポーツ熱全体が、当時とは比べ物にならないほど盛り上がっているように思います。
40歳も半ばを過ぎると、身体を日常的に動かすことの大切さは文字通り身に沁みて痛感します。
私も毎朝ジムで筋トレをするようにしていますが、やはり10代の時にしっかり運動した経験をもっている人は、上達も身体の発達も違います。
その意味では、日本の部活という制度は、子どもたちや保護者の方には大変なメリットのある制度であることは間違いありません。
ですが、実際のところ、「健康増進のため」という気持ちで部活に取り組んでいる人って・・・・いないですよね?(;^_^A
やはりスポーツをやる以上「勝ちたい」のは、勉強をする以上合格したいという気持ちに置き換えれば私でもよく分かります。
「勝ちたい」となれば、スポーツも勉強もある程度のレベルまでは練習量が大切なので、そうなると朝練禁止のようなルールがどこまで守られるか微妙なところですよね。
実際、県議会でもこの点について厳しい指摘があったことをニュースが伝えています。
しかし、理論的にいえば、スポーツでは休養や練習の総量規制は、「勝つため」にはむしろ大事なのは先日このブログでも紹介したとおりです。
ただ、その事実やデータがどれくらい関係者に浸透しているのか考えると心もとないところです。
全国的にも注目されている今回の茨城県の決定。
生徒たちにプラスになるような方向に作用すればいいなと願わずにはいられません。
それでは、今日はこのへんで。
中村 五十一
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