日周運動の撮影に挑戦

小学生でも中学生でも、理科の時間に出てくる天体の日周運動。

意外と苦手のとする子が多いんですよね。じつを言うと、受験生時代の私もそうでした。

ただ、私は、天体自体は好きで、小学2年生の頃から図鑑やらギリシャ神話の本やら読み漁っていました。

そんな幼少時代の私ですら、日周運動の問題はよく間違えて、当時の塾の先生を困惑させていました。

天体の単元の難しさは、地上からの視点と、宇宙からの視点の両方で考えなくてはならないことがひとつの要因ではないかと思います。

宇宙からの視点については、最近ではインターネットにさまざまな動画が資料として上がっているので、それを見せながら、ボールなどで実験をさせてみると、かなり理解度がよくなります。

一方で、地上からの視点で考える問題、つまり、日周運動の問題が難しいのは、大前提として、子どもたちが自分たちの住んでいる場所から見たときの東西南北すら、じつは把握していないことがあるような気がします。今の子たちは忙しいですからね。ゆっくり空を眺めたり、地図を眺めたりすることもあまり無いようですし。

であれば、とりあえず、子どもたちの世界であるこの街から日周運動がどのように見えるか示してあげればよいのではないか・・・なんてことも考えたりしていました。

というわけで・・・・・いや、それはほぼ半分口実ですね・・・・たんに面白そうなので、動画用に買った一眼カメラで日周運動の撮影にチャレンジしてみました。それが冒頭の写真です。

今は技術が大幅に進歩していて、私が子どもの頃に知った撮影方法とはだいぶ変わっていたのには驚きました。

しかも、守谷のような人工の明かりが多い場所だということに加えて、満月という、星を撮影するには最悪の条件ですら、これだけの写真が撮れてしまうのですから感動です。

この日周運動の撮影方法を応用すると、「タイムラプス」という特殊な動画を作ることができます。さきほどの日周運動もあわせて、YouTubeチャンネルで公開しましたので、ぜひご覧ください。

それでは、また、ブログか動画でお会いしましょう!

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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