動画編集入門(1) 機材編 パソコンは必要?

2020年5月13日

おかげさまで、YouTubeの動画の再生数が伸びています。もちろん、有名ユーチューバーさんには遠く及びませんが、そもそも塾生へのサービスの一環なので、現段階としては良しとしています。

動画編集は、なにもYouTubeにアップさせるために行うのではなくてもよいと思います。家族のちょっとした日常や旅行のようなイベントでも、撮影した動画を少し編集するだけで、とても素敵な作品になります。部活の大会や、友達とのちょっとしたできごとなども、ちょっと編集するだけで、きっと感動的な作品になります。

我が家は、そうした動画もYouTubeのサブチャンネルで公開してはいますが、基本的には離れて暮らす両親たちや親せきたちに見てもらうためだったり、将来の自分たちが過去の思い出を振り返るために動画編集をしているのが本当のところです。

成長の早い子どもたちの「今」を素敵な動画に残しておくなんていうのも、とても素敵なことだと思います。

ちなみに、私たちの日常を動画にすると、こんな感じになります。

もちろん、YouTubeの広告収益というビジネスモデルを目指していくのも、これからの時代を生きていくうえで、ひとつの武器になっていくと思います。東日本大震災や今回のコロナウィルスなど、日常は永遠ではないということを私たちは嫌というほど突き付けられてきました。そうした時代を生き抜くうえでも、さまざまなノウハウを身につけていくことは、大人であっても、子どもであっても、必須になっていくでしょう。

さて、まずは撮影機材です。スマホの普及で、動画を撮影することはとても身近になりました。しかし、多くの子どもたちは(そして、大人たちも)、スマホの録画機能が数十万円レベルのカメラと同等だということを知らずに、ネット閲覧やゲームくらいにしか使っていなかたりします。もったいないですよね。

スマホで撮影した動画は、パソコンに取り込んで編集作業をするのが一般的です。もちろん、スマホのアプリでも動画編集はできなくはないのですが、画面の大きさ、操作性などから、事実上、パソコンは必須だと考えてよいと思います。

残念ながら、日本におけるパソコンの普及率は、先進国の中では極めて低く、そのことが日本の長期的な低迷につながっているという説まであります。

パソコンは高価だと思っている人も多いようですが、中古パソコンであれば5000円前後から購入できたりします。じつはパソコンの基本性能はもう10年以上たいして変わっていません。つまり、10年前の中古のパソコンでも、ほとんど問題なく動作するということです。実際、塾で生徒たちに使用させているパソコンはみな10年くらい前の機種ですが、誰もそのことに気がつく子はいませんし、不平不満も皆無です。今後もオンライン授業やリモートワークの普及は急速に進むでしょう。ほんとうの意味で「パーソナル」なコンピューターとして、一家に複数台あることが望ましいですし、それはそんなに費用のかかることではなくなっています。

動画編集は、パソコンにさせる作業のとしては、もっとも負担の大きい作業のひとつです。ちなみに、パソコンにもっとも負担のかかる作業は・・・・ゲームです。仕事や学習で使うのであれば、先ほどもお話しした10年前の中古パソコンで十分ですし、動画編集も使うソフトや設定次第で、やはり10年前の中古パソコンで十分だったりします。「仕事(勉強)に使うのだから高性能でないとダメだ。」なんて讒言に騙されないようにしてくださいね。

動画編集に必要なパソコンスペックについては、別途改めて説明する予定ですが、ネットで書かれているその手の情報はかなりハイスペックなものを要求しているものが多く注意が必要です。私の場合、少し前まで、Core i3第1世代搭載の機種で、4K動画の編集をしていました。あ、この文の意味がわからない人は気にしないでOKです。パソコンのスペック表の中に、Core i3、Core i5、Core i7といった言葉がある機種であれば問題ないということです。

ただし、ノートパソコンではなく、デスクトップパソコンを買うようにしてください。同じ値段で比べると性能がまったく違いますし、壊れても部品交換程度で修理できる可能性が高いからです。また、同様に、部品ごとにパワーアップできるので、性能不足を感じても、必要な部分だけわずかな出費で克服できてしまうことが多いからです。しかも、そうした作業は、自分でできる程度の簡単なものがほとんどです。塾のYouTubeでも散発的ではありますが、そうしたパソコンの修理や自作に関する動画も上げていますのでよろしければご覧ください。

というわけで、次回は、パソコンにインストールする動画編集ソフトについて説明していきたいと思います。引き続き、お付き合い、よろしくお願いします。

それでは!

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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