まとめノートで成績を上げる
ある生徒のまとめノートを見て細谷先生が褒めています。
いいですね!
教える仕事の7割は褒めることですからね。
しかし、そのあと
「でも、これだけよくまとまっているのに何故点数が伸びなかったんだろう?」
と、細谷先生は悩んでおりました。
若い細谷先生は自分がノートまとめで成績を上げてきた自負があるので、ノートまとめが思ったような成果がでずに悩んでしまったのです。
ここは、おっさんの私の出番ですね。(・ω・)ノマカセロ
この記事で、そのお悩みを解決してみせましょう。
細谷先生は、翔智塾の元生徒でもありますから、彼のがんばりは私もよく知っています。
じつは、細谷先生のノートまとめと、その生徒さんのノートまとめには決定的な違いがあります。
それは、まとめたノートを覚えるというプロセスがあったかどうかということです。
ノートにまとめるだけで、ある程度、そこに書かれたことが記憶に入っていくことは間違いありません。
その感覚があるから、ノートまとめは多くの子どもたちが手を付けたがる勉強法なわけです。
しかし、まとめを書いただけで、テストで点数が取れるほどに記憶を定着させることは不可能なんですよね。
ノートまとめで脳に入った情報を、テストで再利用できるレベルにまで磨き上げることが絶対に必要なのです。
では、どうするのか?
簡単です。
わかりやすいように部活を例にしてみましょう。
部活の大会の前に、練習試合をしますよね?
本番と似た状況の中で、今までしてきた練習が実行できるかを確認するわけです。
勉強も同じことをすればよいと思いませんか?
勉強の本番は、テストで問題に正解できることです。
ですから、練習でも問題に正解できるかを確認しなければ本番で勝てるはずがありません。
そうなんです。
ノートまとめは、あくまで問題を解くこととセットで初めて効果を発揮する上級者向けの勉強法なのです。
まぁ、多くの子たちはそれが嫌で、達成感だけを求めてノートまとめに走っているというのが実態かもしれませんが・・・(;^_^A
残念でしたね。問題を解く・・・という練習から逃れられる勉強法など存在しないんですよ。
問題を解くことが、宗教上の理由などでどうしてもできない人には別のやり方もあります。
それは、ノートにまとめたことを見ないで、別の白紙にそのノートまとめを完全再現できるようにする・・・というやり方です。
できなければ、まとめノートをもう一度暗記しなおして、また白紙に完全再現を試みる。
完全再現できるまで、これを延々と繰り返します。
もはや、最上級難易度の勉強法ですけれどね。効果絶大ですよ。
いかがでしたか?
ノートまとめというのは、部活に例えると、準備運動やストレッチといった位置づけに過ぎないんです。
もちろん、準備運動やストレッチが大切なのは、みなさんわかりますよね?
でも、準備運動やストレッチだけで試合に勝つことは・・・・もう、おわかりですね。
それでは、今日はこのへんで。
中村 五十一
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