古いパソコンが最速のパソコンに再生するかも!?

パソコンって、使い込んでいるとなぜか徐々に遅くなってきますよね。

買った当初は軽快に動いていても、気が付くと人間がパソコンの動作が完了するのを待っていなければならなかったりします。

 

 

ほんとうは、これはパソコンが遅くなったのではなくて、ソフトウェアが年々バージョンアップを繰り返して、プログラムが大型化かつ複雑化してしまうからなんですよね。

機械そのものが遅くなったわけではないのです。

とくにパソコンの基本操作環境を提供してくれているOS、たとえばWindowsやMac OSなどは日々誕生するウィルスなどの脅威に対応するプログラムを日々追加更新していくことになるので、一昔前の最速パソコンがあっというまにノロノロパソコンになってしまうのはやむを得ない面もあります。

 

そうなると、一般的にはパソコンを買い替えるか・・・ということになるわけです。

 

しかし、買い替える前に、遅くなっている原因のOSを、もっと軽快なLinuxというOSに入れ替えてしまうという手があることをご存知でしょうか?

塾のパソコンも、そろそろ買い替えかなと思うと、とりあえずLinuxに入れ替えてしまう方法で様子をみることにしています。

 

 

Linuxという名前はもしかしたら、聞いたことある人もいるのではないでしょうか。

じつは、商用のパソコンにはほとんど組み込まれることはないのですが、大規模システム用のコンピューターや、身の回りのちょっと「頭のいい」家電製品。そして、アンドロイドスマホに組み込まれているのが、このLinuxというOSなのです。

Linuxがこれだけ普及しているのは、性能の低いコンピューターでも軽快に動作すること、そして、なんといっても無料であることが大きいですね。

一方で短所もあります。それは、WordやExcelといった有名なアプリケーションが発売されていないということです。

 

そりゃぁそうですよね。商用OSの販売元であるMicrosoftさんが開発されたWordやExcelを、無料のOS用に販売するなんてことはあるわけないですよね。

そんなこともあり、以前から何回かLinuxを入れて古いパソコンを蘇生させてみたものの、Linuxで動くアプリケーションに満足がいかず、結局Windows機を買い直すということになっていたのが、本当のところです。

 

 

先日、外教室への持ち出し用パソコンが壊れてしまったため、新しいパソコンに買い替えたことをこちらでご報告しました。

持ち運び用のパソコンを買い替えました

 

いやぁ、このvaio君、なかなかのじゃじゃ馬でしてね・・・・(-_-;)

SONYさんが、最初からいろいろなソフトを組み込んでしまっているので、動作が遅いのなんのって・・・。

慎重に最初から組み込まれているソフトを外していっているのですが、なかなか「軽快」と呼べるほどになりません。

 

そこで、ふと目を付けたのが、引退したはずのDell VOSTRO V130君です。

このパソコンは、Windowsが起動した直後に勝手にシャットダウンしてしまうという病状だったので、もしかしたらOSを入れなおしたらうまく動作してくれるかもしれません。

もちろん、機械そのものが故障していたら、その可能性も潰えます。

 

普通に考えれば、Winodwsを入れ直せばよいわけですが、そこでふとしたアイディアが頭をもたげました。

 

そうだ!Linuxを入れてみよう!(*’▽’)アリカモ

 

 

先ほども書いた通り、Linuxでのパソコン再生がうまくいかなかったのは、仕事に使えるアプリケーションが満足に無かったからです。

しかし、ここ数年でパソコンをめぐる環境は大きく変化しました。

多くの仕事が、ネット上にあるアプリケーションでこなせるようになってきたのです。

先ほど例に挙げたWordやExcelですら、ネット上のアプリケーション版は無料で利用できるようになっています。

これは、手元にあるパソコンにWindowsが入っていなくても、WordやExcelが使えるということも意味します。

 

こうした流れを受けて、この半年で、塾の仕事でのパソコンの使い方を意図的に大きく変えてきました。

基本的に塾の仕事は、すべてネット上のアプリケーションでできるようにし、スマホやWindows以外のパソコンでもできるようにしてきたのです。

 

その作業でいちばんネックだったのが、指導報告書のシステムでした。(;^_^A

これは、私と野村先生が作った自作プログラムで動いていたのですが、WindowsパソコンとExcelが必須だったのです。

しかし、これもみなさんご存知の通り、この春からComiruを導入することで、指導報告書作成もすべてオンライン化に成功しました。

じつは、Comiru導入には、こういう裏事情もあったのです。

 

そういうわけで、パソコンにLinuxを入れてもネットにつなぐことができれば、仕事には支障が無いはずです。

数年前のLinuxに対する印象から、すっかり候補から抜け落ちていましたが、オモシロイ実験になりそうです。

 

その結果は、また後日、こちらで、ご報告しますね。

 

それでは、今日はこのへんで。

 

 

 

 

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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