長文の読解でもっとも大切な事に気づくと先生になれる!?
他塾と掛け持ちで、翔智塾に通ってくれている子たちがいます。
中3のSくんは、そんな生徒さんのひとりです。
彼は翔智塾の国語の授業を取るために、わざわざ2駅も離れたところから来てくれています。
今日はそのS君の授業。
彼との授業はエキサイティングなバトルです。
「え?なんでこの答えじゃだめなんですか?」というS君の攻撃と、
「君の解答の根拠が本文のどこにあるか示して。」という私の攻撃が行き交う戦場なのです。
本日もそんな熱いバトルが繰り広げられ、最後にS君がすばらしい一言。
「根拠づけをしていくって大切なんですね。」
そうなんです!
そして、それを実感できたのは、ちょっとでもわからないところ、納得がいかないところがあると、徹底して質問してくる姿勢あってこそなのです。
思わずに私はS君に、
「いやぁ、S君、大学生になったら、うちの講師やってよ!」
とお願いしてしまいました。
「え?僕、馬鹿ですよ。」
と、謙遜するS君。
「頭が良すぎて何でも直感で解けてしまう人は講師に向いていないんだよ。徹底して根拠づけをして解くということを積み重ねて、そのプロセスをを生徒たちに伝えるのが講師の仕事だからね。勉強に悩んだ人のほうが良い先生になるんだよ。」
と、私。
その会話を横で、うんうんと聞いてくれてたのが、元生徒で今や人気講師の細谷先生だったのが、また象徴的でしたね。
それでは、今日はこのへんで。
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中村 五十一
株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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