同じ問題を繰り返すか、類題を解くか、それが問題だ。

塾の日常

中間試験が間近になってきた日のことでした。

 

中3のSさんが、

 

「先生がブログで書いていた通り、学校のワークも、塾のテキストも全部終わらせて2回解きました。」(`^´)

と迫ってきます。

 

お、さすがですね。

 

この記事のことですね。きちんと読んで実行してくれていいるようです。

志望校別 定期試験の勉強法
この仕事を25年もやっていると、定期試験へむけての勉強量を見ると、だいたいどの高校に合格できるかがおよそ検討がつきます。できれば、卒業生たちに進学した学校別に定期試験勉強をどれくらいやっていたかをアンケートをとってもよいのかもしれませんが、...

 

「だから、試験まであと1日、なにをすればいいんですか!」<(`^´)>

 

と、ここですごい剣幕です。(^_^;)

 

「同じ問題なら、完璧に解ける自信があります!

でも、少しでも問題の聞かれ方が変わると、解けないんです・・・そこを何とかしたくて!」(T_T)

 

なるほど、彼女の憤りの原因はそこでしたか。

 

努力家の彼女の実力であれば、「同じ問題なら完璧」というのもあながちオーバーではないでしょう。

 

そのうえで、きちんと自分の弱点を考え、それを提示して対策を乞うているのです。

 

そういう姿勢ができている時点で、すでに半分勝っていますね。

 

 

「それなら・・・」

と、私が口を開こうとした瞬間、彼女の視線はあるものにくぎ付けになりました。

 

 

「Aちゃん、そのワーク、今使っていないよね!」

 

「うん、私はこっちの科目今やっているから。」

 

「じゃぁ、そのワーク貸して!」

 

というなり、まるで強奪するがごとくのスピードでAさんのワークを借りてきました。

 

なるほど!

 

Aさんの学校ではSさんの学校とは違うワークを採用していたのです。

 

そのワークで、類題を解き切る力をつけようと考えたのですね。

 

うまいところに目をつけましたね。

 

違う学校の子が通う塾だからこその技ありテクニックです。(=^・^=)nice!

 

考えてみれば、中3生の中でいちばん通塾歴の長いSさんです。

 

本当の意味での勉強の仕方をしっかり身につけてくれているのだなぁと嬉しくなりました。

 

 

というわけで、今日はこのへんで。

みんな、中間試験がんばってね!

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