当塾の国語のエキスパート櫻井先生のひとことがとても興味深かったのでぜひ紹介させてください。
いわく、
「語彙力が貧困な子は、自分の気持ちや相手への要求を粗暴で稚拙な言葉でしか表現できないので、けっきょく日ごろの振舞や人間関係も粗暴で稚拙なものになってしまうんですよね。」
いかがですか?
みなさんにはどんなふうに櫻井先生の言葉を感じられましたか。
人の認識は言葉を通じて行われます。
たとえば、「お茶碗」と「どんぶり」という言葉を知らなければ両者の違いは判りませんし、「どんぶり」という語感からくる満腹感など共有できるわけもありません。
そうした即物的なレベルから、「思いやり」といったような抽象的な概念まで、人の認識とそこから生まれる言動は、語彙が支えているといって過言ではないと思います。
私たちが学力の基盤として「国語力」を重視し、具体的に「速読力」「構造分析力」とともに「語彙力」を挙げているのはそういう思いがあるからでもあります。
今日は、語彙力・読解力検定の申込み最終日です。
学生さんだけでなく、ぜひ、成人のみなさま、保護者のみなさまもチャレンジされてみてはいかがでしょうか。


