塾の日常

インターネットの地図は、地理入門に最適

小学4年生たちが都道府県を覚えていく授業に入りました。

 

じっさいのところ、小学生どころか中学生でも都道府県をすべて把握している子はけっして多くはありません。

「まさか、それくらい知っているだろう。」

と、大人はつい思ってしまいます。

しかし、それゆえに、そうした常識的な知識をまわりの大人の誰からも習わずに、学年が上がっていってしまうということが起きてしまうわけです。

塾では、そうした「大人の常識」レベルの知識から丁寧に教え込んでいきます。

 

社会や理科の授業では、教室に一人一台ずつ使えるパソコンが大活躍します。

今回の授業はこんな感じで、進めました。

 

インターネット上の地図サービスを使って、まず教室の場所と小学校の場所が一画面に入る縮尺の地図を表示します。

その地図の中から、教室の位置と小学校の位置を指さしてもらいます。この時点で苦戦する子がけっこういます。

 

それができたら、マウスのダイヤルを使って自由に拡大縮小してもらいます。

そうすると、地図になじみのない子でも、現在自分のいるところが日本列島のどのあたりなのか感覚的にわかります。

 

地図帳でなく、パソコンの地図を使うメリットは、まさにこの拡大縮小が自由にできる点です。

ふだん何気なく見ていた日本列島の形と、今自分が知っている世界が、徐々により広い世界へと有機的な知識として結びついていきます。

 

さらに、この作業には副次的なメリットがあります。

それは、理科で勉強する顕微鏡の倍率と視野角の関係を、疑似的に体験できることです。

拡大すれば見える範囲は狭くなるし、縮小すれば見える範囲は広くなる・・・ということを高価な顕微鏡や望遠鏡を使わなくても実感できるわけです。

 

パソコンの地図の操作に慣れたら、その地図を使って、紙の白地図に都道府県名を記入してもらいます。

まずは、自分の住んでいる県のまわりの都道府県の名前を調べてもらい、白地図に記入させます。

それが終わったら、さらにそのまわりの都道府県名を調べてもらい白地図に記入・・・ということを繰り返していきます。

 

こうして、授業を通じて、子どもたちが自分の世界が広がっていくような感覚をつかんでもらうようにしています。

 

勉強の本質は、こうした「自分の世界を広げる」ということにあります。

この授業はまさにそれを地で行くスタイルでできるので、子どもたちの目の輝きが違いますね。

 

 

それでは、今日はこのへんで。

 

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴25年。県下最大手塾の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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