勉強時間はどれくらいがよい?
冬休みを前にして、新規入会のお問い合わせや手続きが増えています。
・・・と、ブログ更新が開き気味な言い訳をしておいて・・・
というわけで、新しいブログ読者の方や入塾された方から多くよせられているこの問いに対して答えてみようと思います。
たしかに、
勉強を○時間やった・・・
とか
プリントを○枚やった・・・
というように、
成果や目標を数値化するのは良いことです。
目標に到達しているかどうかわかりやすいですし、
ゆえに、子どもを褒めやすいですしね。
しかし、
勉強の目的、少なくとも短期的な目的とは何でしょうか?
そう、試験で良い点数を取れることですよね。
試験は大食い選手権のように「こなした量」が得点化されるのではなく、
制限時間内に、出題された問題の中のうち「正解した量」が問われるわけです。
ですから、勉強の目的は、
試験で出題された問題を正解できるようにすること
唯一これだけなんですよね。
そのことを考えると、
勉強をどれくらいやったか・・・・
ということは、じつはあまり意味の無いことだということに気づきます。
勉強をするうえで大切なことは、ただひとつ。
問題がどれだけ解けるようになったか・・・・
これだけです。
もちろん、勉強の時間や量を増やすことで、多くの場合、解ける問題は増えていきます。
ですから、勉強の時間や量を評価することを否定する必要はありません。
ただし、あくまで本来の目的を見失わないようにすることが大事です。
勉強時間はどれくらいが良いですか?
この質問には私はこう答えています。
課題範囲の問題がすべて解けるようになるまで、です。
もし、ご家庭でお子様が
「勉強終わったよ!」
と嬉しそうに報告してくれたら、そのことを褒めてあげたうえで、
ほんとうに問題が解けるようになっているか、口頭でも良いので軽く確認テストなどをやっていただくと成績が飛躍的に上がるので、ぜひお願いしたいところですね。
それでは、今日はこのへんで。
中村 五十一
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