中学受験を塾講師の視点で描いたコミック『二月の勝者』を元中学受験生の塾講師が読んでみた
タイトルが長いですねぇ(^^;
さて、塾業界で話題沸騰のマンガがこの『二月の勝者』です。
この作品は、新人塾講師の視点から中学受験塾の様子が描かれています。
受験を描いたマンガ作品は、過去にもいくつかありました。
しかし、この『二月の勝者』がそうした作品と一味違うのは、営利企業としての塾のあり様もきちんと描いていることです。
登場人物に生徒のことを「金脈」と言わしめたり、保護者面談で生徒を「平凡」と言わしめたりと、
「やっぱり、塾ってロクなところじゃねぇな。塾講師なんてサイテーだな。」
という<期待通り>の「活躍」をしてくれます。
理想の教育を追い求める主人公も、こうした塾や塾講師のあり様に反発していくことになります。
そして・・・・おっと、作品の内容についてはこれ以上書くとネタバレになるのでやめておきましょう。
作品で特定の職業が描かれる場合、得てして視聴者や読者の期待と妄想にあわせて描かれることが多いものです。
とくに刑事ものや弁護士ものは、現職の方々に言わせると、もはや「ファンタジー」以外の何物でもなく、リアリティのかけらもない作品がほとんどだと言います。
では、この『二月の勝者』は、元中学受験生でもあり、元塾講師で今は塾経営者でもある私の目にはどう見えると思いますか?
えっとですね・・・・
非常にリアルに描かれていると思います!
と、だけ言っておきましょう。
南守谷校にも第1巻を購入しました。
気になる方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
それでは、今日はこのへんで。
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中村 五十一
株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴30年。県下最大手塾・茨進の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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