勉強で学ぶのは「幸せに生きる方法」なのです

大きな声で独り言

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、多くの人がお正月に新年の幸せを祈られたことと思います。

教育業界に身を置くものとして、子どもたちの幸せを願わない日はありません。

そして、子どもたちの幸せがご家族の幸せになり、やがて社会全体の幸せになっていく。

そんなふうになっていけばいいですよね。

「幸せになりたい」

多くの人がそう考えます。

しかし、「幸せになる」のではなく、「幸せに生きる」ことの大切さとその方法を、 私は子どもたちに 勉強を通じて伝えていきたい。

誰かに幸せにしてもらうことで「幸せになる」ことを祈っていては、いつまでたっても他人や環境に対しての過度な期待とそれが満たされないことへの不満と隣り合わせのままです。

それより、まわりの人たちや環境の良いところに目を向けてその価値をしっかり認識することで幸せを発見していけるようになったほうが、自分の意思でどうにでもなる分だけストレスフリーです。

また、そうしていくことで、まわりの人たちの幸せを自分の幸せととらえられるようになります。自分を幸せにしようとしている限り、生み出せる幸せはたったひとりぶんです。しかし、他者の幸せを祈り、他者の幸せを作り出そうとする者は、何人分もの幸せを手に入れられることになります。

ただし、他者を幸せにするためには、相応の知識と技術が必要です。

病気の人を幸せにしようとするなら、医療の知識と技術が必要なように。

空腹の人を幸せにしようとするなら、料理の知識と技術が必要なように。

受験生を幸せにしようとするなら、合格させるための知識と技術が必要なように。

勉強とは、そうした他者を幸せにすることで自分自身も幸せになるための知識と技術を習得しようとする営みにほかなりません。

誰かに幸せにしてもらうのを期待するのではなく、自分から幸せを作り出せるような生き方をしていってほしい。

その想いを今年も胸に、子どもたちと向き合ってまいります。

それでは、今日はこのへんで。

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