「まだ、覚えられないの!もう100回書きなさい!」
こんなことを言った記憶、言われた記憶ありませんか?
たしかに、人間の脳は頻繁に入ってくる情報を優先して記憶していく性質があります。その意味で、たくさん書くことが記憶につながることは必ずしも間違ってはいないのです・・・
しかし、一方で、人間は同じ動作を続けていると、脳が働くのを止めてしまうという性質もあります。勉強しているのに成績が上がらない子は、漢字練習や英単語練習を「終わらせる」ことが目的になってしまい、「覚える」ためにやっているという本来の目的を見失いがちです。また、大人の「もっと練習しなさい」といった物言いが、子どもたちのその勘違いに拍車をかけていたりします。
どんな勉強でも、これはスポーツの練習にも言えますが、「できるようにする」という目標を見失わず、常に「できるようになっているか」を確認しながら練習をすることが、効率を上げ、効果をしっかり出す勉強法・練習法ということになります。
と、長々書いてきましたが、百聞は一見に如かず。具体的なやり方を動画にしました・・・6年前に・・・いやぁ、気が付けばだいぶ経ってしまいました。じつは、このやり方を全生徒に共有してもらいたかったことが、YouTubeをはじめた理由になっています。
『【勉強法】効率の良い英単語や漢字の暗記・練習方法』
さすがに、動画の感じも古くなってきましたし、やはり新しい動画の方が再生されやすいので、リニューアルしてみました。
『英単語と漢字練習を効率よく暗記する方法・・・転生したらミュージックビデオだった件』
ご覧になっていただければわかりますが、ここ1年くらいで急速に発達してきたAIを活用して製作しました。したがって、よく見るとおかしなところがあったりしますが、それも含めて楽しんでいただければと思います。
同時に、すでにAIがここまでできるようになってきていることに、危機感をもってほしいとも思います。私自身、こうしてAIを使っていると、数年後には多くのホワイトカラー業務がAIに代替されるという可能性を、強く実感します。今の子たちがホワイトカラー業務を目指したいのであれば、こうしたAIに代替されないだけの実力を身につけなくてはいけないということです。
AIに淘汰されない人間、AIを使役できる人間に育て上げることを、日々の授業でも意識していこうと思います。

