どんな教科でも、最初は丁寧に解くことを身につけさせます。
国語であれば、本文の重要箇所・設問の重要箇所などへの線入れの徹底。
数学であれば、暗算や途中式の省略をいっさい許さない。
そんな感じで、「考える」とは「頭を動かす」ことではなく「手を動かす」ことだということを理解させます。
模試でも、そういった形跡がないと突き返すことがあります。
丁寧にやるようになると、最初のうちは、解くのにかえって時間がかかったりします。
そうすると、「やっぱり暗算がいいや。国語は線を引かなくていいや。」となりがちです。
それで雑にやり始めると、やはり点数が下がる。
また、「やっぱり丁寧に解かなければだめだ」ということを実感して・・・
ということを、場合によっては何年もかけて、正しい勉強法を身につけさせるわけです。
そうして、丁寧に解くことの大事さが身につきはじめる頃、子ども達がぶつかるのが制限時間の壁です。
「時間が足りなかった〜」
という悲痛な叫びが模試の時に最近はよく飛び交うようになりました。
でも、これは良い傾向です。次のステージへの成長痛みたいなものですから。
そこで、子ども達は初めてふだんやっている速読トレーニングの大切さに気がつくんですよね。
トップの写真は、まさにそんな子たちで、これまで以上に速読トレーニングを真剣に取り組むようになりました。
入塾した途端、成績が急上昇!
なんてこともできなくはないのですが、そういう一時しのぎ的なドーピングではなく、基礎体力や基本姿勢からじっくりと盤石な学力をつけさせることを私たちは目指しています。
それでは、今日はこの辺で。


