勉強法

茨城県立高校入試 数学の特徴と対策

茨城県立の数学は、他の都道府県に比べると比較的易しいといわれることが多いようです。

しかし、一方で、正答率が0.0%だった問題も過去何度か出題されており、そうした問題に時間と労力を割かれないように気を付ける必要もあります。

問題の構成は大問が8つというのが例年の構成です。

8つの大問のうち、1番から3番までは小問集合ですので、実質的には大問は5つと小問集合という構成だと考えて差し支えありません。

小問集合のうち、大問1番は全問純然たる計算問題で、正答率も80%を超える問題がほとんどです。

大問2番は方程式にからむ計算問題と文章問題です。計算問題は正答率80%超えですが、文章題は70%前後が多いようです。

大問3番は、基本的な図形や文章題ですが、年度によって難易度が若干上下しています。正答率が30%前後という問題が出題されたこともあるので、「難しい」と思ったら小問集合であっても飛ばして次の問題に行くことが賢明です。

それでは、2018年の問題別正答率を見ながら具体的に解説してみますね。

茨城県立高校 2018年 数学 配点と正答率

大問小問配点正答率
11498.8%
12484.6%
13481.0%
14489.9%
15483.4%
21487.9%
22473.7%
23469.2%
24461.1%
25456.3%
31553.8%
32525.1%
33536.4%
41466.0%
4252.4%
51427.9%
5252.8%
61441.3%
62513.8%
71438.5%
72536.0%
81429.6%
8254.0%

いちばん正答率が高いのは、例年どおり一番最初の問題です。

反対に、いちばん正答率が低いのは大問4の(2)で、正答率は2.4%でした。例年、大問4番から8番までのいずれかの(2)が最も正答率が低いことが多い中で、大問3に最難関がきたのはちょっと意外ですね。また、新傾向の大問7は(2)の正答率が例年に比べると圧倒的に高いのもこの年の特徴です。

さて、上の表を、正答率の高い順に並べ替えてみましょう。

大問小問配点正答率
11498.8%
14489.9%
21487.9%
12484.6%
15483.4%
13481.0%
22473.7%
23469.2%
41466.0%
24461.1%
25456.3%
31553.8%
61441.3%
71438.5%
33536.4%
72536.0%
81429.6%
51427.9%
32525.1%
62513.8%
8254.0%
5252.8%
4252.4%

入試は、100点を目指すテストではありません。自分の志望校に必要な点数を取れればよいのですから、不要な問題に時間と労力を取られないことが大切です。

この表を見ると、志望校合格に必要な点数を取るためには、正答率がどの程度の難易度までの問題を正解できれば良いかがわかります。

たとえば、5教科合計400点を目指すとして、数学で80点を取ろうとするのであれば、正答率25%以上の問題のみを正解できれば良いということになるわけです。おおよその目安で言えば、大問4以降の(2)はすべて捨てても75点から80点は取れることになります。

逆に言えば、数学が苦手な受験生でも、大問4から8までの(1)はさほど難しくないのでしっかり取り組んで得点できるようにすると、数学が足を引っ張る心配はしなくても良いということになります。

とにかく制限時間内にできるだけ得点するためには、少しでも「難しい」と思ったら、飛ばして先の問題に取り組むことが大切です。後半の大問4以降でも、(1)であれば容易に解ける問題が多いのですから。

以上のことを参考に、しっかりと時間を測って過去問に取り組んで、自分にとっての最善の戦略を見つけてくださいね。

それでは、今日はこのへんで。

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴25年。県下最大手塾の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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