勉強法

中学生までに習得したい勉強法

昨日の記事と同じシリーズになります。今回は中学生の勉強法について書きたいと思います。

小学生の時はそこそこ点数をとれていたのに、中学校に上がったら点数が取れなくなったという子は少なくありません。とくに、中学1年生の1学期の中間試験は小学校並みの点数が取れていたのに、期末試験で一気に取れなくなったというのは、もはや定番パターンなのではないでしょうか。

厳しい部活、小学校の学習内容に比べるとはるかに抽象度が高い学習内容など、 中学校に上がって点数が取れなくなる理由は複合的です。そのひとつひとつでブログの記事が何本も書けてしまうくらい奥の深いさまざまな問題が中学校で待ち構えているのです。

今回はその中でも、学習法に絞ってお話しをしたいと思います。

もちろん、科目や成績状況に応じて、最適な学習法は異なりますので、今回はいちばん大きなくくりで、いわば「大前提」のお話しだと思ってください。

中学校に入って気を付けなくてはいけないのは、小学校までの勉強方法では中学の勉強内容に太刀打ちできない可能性があるということです。

例えば、「ボールの投げ方」という授業があったとします。

私のような「超」がつくほどの運動音痴でも、ボールを投げるだけなら、先生の投げ方を見て見様見真似でできるはずです。

しかし、「ストライクの投げ方」という授業だったらどうでしょうか?

単にボールを投げるだけなら誰でもすぐに習得できても、それを正しくストライクゾーンへ投げ込むことができるようになるまでには、相当の練習量が必要ですよね。

この例でいうと、 小学校の授業 は「ボールの投げ方」のようなもので、多くの子たちにとって、教えてもらえればその場ですぐに習得できる内容です。

一方、 中学校の授業はこの例でいうところの 「ストライクの投げ方」になります。つまり、授業を聞いただけでは習得はできず、必ず適切な量と質の練習をこなさないと習得できない内容なのです。

学校の先生方の授業はとても上手でわかりやすいので、子どもたちは中学校に入っても授業はその場で理解できる子がほとんどです。そして、小学校の時の感覚を引きずっている多くの子たちは「わかった」ことは「できる」はずだと勘違いをしてしまいます。少なくとも、小学生の時はそれでよかったからです。

そして、テスト当日になって、なぜ自分が問題が解けないのかわからないまま呆然とすることになるのです。

まじめな子は、反省して勉強量を増やしていきます。しかし、この勉強も「ノートまとめ」だったり「教科書の重要箇所に線を引く」などのインプット系の勉強に走ると、思ったほど効果がでなくて、そのうち勉強自体に嫌気がさしてしまったりします。

もうおわかりですね。

中学生になったら、

勉強は「できるようになるまで練習を積む」こと

が何より大事なのです。

自分が理解しているかアウトプットしてみることで、「わかる」ことと「できる」ことの隙間を埋めていくことをしないと、成績を上げることは困難です。

じつは、小学校でも子どもたちはきちんと練習を積んでいるのですが、学校の先生がそうした練習の時間を授業内で確保してくださったり、宿題として事細かに指示してくださるので、勉強は 「できるようになるまで練習を積む」ことが何より大事 とうことに気づかなかったりするんですよね。

ですから、小学生のうちに問題をたくさん解いて正答率を高めていったり、難しい問題にチャレンジする学習態度を習得しておくと、中学生になっても大きなつまづきなく学習をレベルアップできるはずです。

それでは、今日はこのへんで。

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴25年。県下最大手塾の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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