勉強法

疲れていて「やる気」が出ないときでも勉強ができる方法

「やる気スイッチ」なんてうまい言葉考えたものです。

「やる気」がでないから、勉強できない・・・そう思っている子どもや親御さんの気持ちにどストライクで響く言葉ですよね。

 

「やる気」、つまり動機づけについては、心理学において多くの研究がなされています。

たとえば、「やる気」がでないのは、「身体または精神の過労状態にある」であったり、そもそもそれを行うことの「メリットや成果を感じられない」といったことが原因であることがわかっています。

そうした原因を取り除いていけば、「やる気」が出るということになるのですが、世界的に見ても超多忙な日本の子どもたちが、身体または精神が過労状態に無いときなんてそうあるものではありません。

それはそれで、とても問題だと考えていますが、今回は少し違う視点でお話ししていきます。

 

「『やる気』がでないから勉強ができない・・・というのは、甘えです。」

 

厳しいかもしれませんが、私は子どもたちにそう話します。

 

「たとえば、歯磨きって『やる気』があるからやるの?

『うぉ~、今オレは超歯磨きをやる気満々だぜ!』

と言って歯磨きしている奴がいたら怖いよね?」

 

そんなふうに言うと、子どもたちは爆笑してくれます。

 

では、なぜ歯磨きは「やる気」が無くてもできるのでしょうか?

 

それは、歯磨きがすでに「習慣化」されているからですよね。

つまり、「やる気」が出ないと勉強できないのは、そもそも勉強が「習慣化」されていないからです。

 

脳は大きな変化を嫌います。それは、野生生物にとって、大きな変化は下手をすると生存を危機にさらすリスクがあったからだといわれています。

ですから、習慣化されていない行為をやることにとても大きな労力が使われる仕組みになっています。

 

一方、それゆえに習慣化されてしまった行為はほとんど労力を感じずに実行できるようになります。

これは、習慣化された行為と習慣化されていない行為では、使う脳の部位が異なるからだといわれています。

 

脳の使う部分が異なると、どれくらい心理的負担が異なるかを実感するには、呼吸を例に考えてもらえばわかると思います。

「今日は疲れているから、呼吸をやめよう。」

とか

「今日は『やる気』がでないから、呼吸できません。」

という人はいませんよね?

 

そんなことしたら、死んでしまいます。

 

自律神経の支配下にある呼吸は極端な例かもしれませんが、習慣化のすごさが少しでも実感していただけたのではないでしょうか。

 

 

勉強だけではありません。

健康のためにジムに通ったり食事制限をしたりということも、習慣化なくして成功はあり得ません。

 

 

塾というのは、勉強を教えるところではあるのですが、むしろ勉強を習慣化する場所として利用していただくのがいちばん効果的です。

ぜひ、有効活用して、息を吸うように知識を吸収し、息を吐くように知識を解答に表現できる習慣を身につけてください。

 

 

それでは、今日はこのへんで。

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中村 五十一

株式会社スタディー・プレイス代表取締役。STUDY PLACE 翔智塾の「ボケ」担当、「ツッコミ」は生徒たち。授業は「生徒たちとの掛け合い漫才」だと思っている。塾講師歴25年。県下最大手塾の教室長などを歴任。千葉テレビの「茨城県立高校入試の解答と解説」で3年にわたり解説を務めた。
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